高等部の授業
週1の高等部授業、今日は因数分解をやりました。
連休明けで久しぶりの授業だったので、
「インスウブンカイ?」的な顔をしている生徒がいます。
今からどんな作業をするのか確認するため、
展開・因数分解の関係をちょこっと復習しました。
今日の最終目標は、4x2-4x-3 を因数分解することです。
はじめは x2+5x+6 を因数分解することからスタートしました。
かけて6になる数字の組み合わせを探し,
そこから足して5になる組み合わせにしぼります。
「かけて〇、足して〇になる数字の組み合わせ」
まずはここを意識してほしくて、符号にマイナスは入れないようにしました。
といっても、因数分解の授業計画は今日の90分1回のみです。
「ひとりで必ず解けるようになる」
ということは一番の目標ではないので、一緒にやりながら問題数も最小限にして進みます。
ここでなんとなく解けるようになる生徒もいれば、全くそうでない生徒もいます。
全く触れたことのない問題のままにするより、
「なんかこんな問題やったな~」
と生徒の記憶に残ってくれればいい、ということが私としては大事です(^-^
因数分解の勉強を自分で取り組んでみるきっかけになれば嬉しい♪
という思いもついでに上乗せしています。
因数分解をすこ~しずつレベルアップ
次の問題は x2-5x+6 、符号にマイナスが入りました。
90分ぶっ続けはやりません。
生徒のため、というよりは、私の処理能力が追い付かないためです。
テンポよく問題を解いて答え合わせをして次に進んで~
とはいかないので、途中で小休憩をはさみ、今やっていることと次やることを整理します。
次の問題は定数項もマイナスにしました。
かけてマイナスになる符号の組み合わせ・・・
ここで引っかかっていましたが、なんとか思い出してくれました。
そして、とうとう最終問題です。
目標問題 4x2-4x-3 を解くために、類似問題をひとつやりました。
たすきがけは使わないつもりでいましたが、やはり使ったほうが考えやすいですね。
生徒には、たすきがけのことを
「頭で考えていることをノートに書く技です!」
と紹介しました。
数学が苦手な生徒ばかりなので、授業で取り組む内容はなるべくシンプルに、
解き方等の情報も少なくしています。
公式や応用問題はなるべく出さないように気をつけています。
たすきがけも、生徒が混乱するのではないかと思ってださないつもりでいました。
同じ理由で、乗法公式についても話していません。
が、結論、たすきがけは取り扱って良かったです。
個人差はありましたが、すぐに使えるようになった生徒がいました。
難しそうにしている生徒もいますので、最後はみんなで一緒に解きました。
かけ算九九が出ない
今日因数分解の勉強を進めてみて、かけ算九九が出てこない生徒がいることが分かりました。
緊張していたせいなのか、事情があって数字を苦手としているのか、
どちらかは分かりません。
これまで数学の勉強にとても苦しめられてきたんだろうな・・・と感じました。
そうゆう思いをこれからさせないために、私ができることは何でしょうか。
私にはまだまだ知識が足りません。
「とにかく数学を嫌いにさせないようにしてください。」
という学校長からの言葉を思い出しました。
へ~そうなんだ
程度でもいいので、生徒が関心をもってくれるような内容を考えていきたいです。
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