高等部2年の授業
6/2(木) 高等部2年は多面体の授業でした。
最近、初等部や中等部の授業で多面体を扱っています。
せっかくなので、高等部もやってみようと思い題材にしました。
高等部1年はもう少しあとになってからやれたら、と考えています。
授業内容は、
「高等学校数学科の≪実践数学≫による授業づくり」
という資料集を参考にしています。
今年の3月に、実践数学の研究会のようなものに参加させていただき、
その時の資料やこれまでの資料をまとめた資料集を後日郵送でいただきました。
この資料集には、実践した授業内容やそのときの記録写真、
工作していればその作り方など詳しく載っています。
資料のなかに折り紙を使った正多面体の授業内容があったので、
「今がチャンス!」と思って参考にしました。
まず初めに、多面体や正多面体の説明をしました。
ちょうど中等部でストローとモールを使って正多面体を作っているので、その見本を使いました。
正多面体とは、
・すべての面が合同な正多角形
・どの頂点に集まる面の数も等しい
・凸な多面体
と説明しましたが、
「凸な」ってどうゆう状態なんだよ(@_@)
となるはずなので、具体物があったほうがいいですよね。
正多面体は全部でいくつあると思うか、みんなに聞いてみたところ、
6個、10個、31個、12万個、∞個
の答えが返ってきました。
なんだかこの数字がその生徒の欲望の数を表しているようで、面白かったです(笑)
正解は来週に持ち越すことにして、残り時間で正六面体作りをしました。
![](https://mathmath-try.com/wp-content/uploads/2022/06/IMG_4571.jpg)
まずは正六面体作るぞ
今までに作ったことのある生徒はいないようで、
ユニット作りをひとつだけみんなで一緒にやり、それぞれのペースで進めてもらいました。
今日から高等部2年に編入した生徒がいたのですが、
その生徒がとてもきれいに折っていて、驚くほどの出来でした。
小さいころから折り紙をやっていた~と話していて、こんなにも差が出るものかと思いました。
他の生徒は、同じ向きで折り紙をもって折り方や組み立て方を説明しても、
上手くできない場面が多々ありました。
初等部でも、折り紙が得意な子とそうでない子に分かれていましたが、
幼いころから手先を使った遊びをしていると、
微妙な力加減やズレの調整ができるようになるということでしょうか。
集中力もつくし、図形にも親しめる、様々な方向から物を見る力にも繋がりそうです。
平面に描かれた作り方を理解する能力も、見えない奥行きの部分をイメージする能力に繋がりますね。
成長するにつれて折り紙に触れる機会は少なくなると思うので、
幼いうちにたくさん折り紙をさせておくのは大事なんだと感じました。
![](https://mathmath-try.com/wp-content/uploads/2022/06/IMG_4572-rotated.jpg)
どうにかみんな正六面体(サイコロ)を作ることができました。
思ったより時間がかかってしまいましたが、楽しかったので良しとします(*^_^*)
また来週も楽しみです。
正六面体作りの参考にした動画はYouTubeです。
た~~っくさんのレクチャー動画があるので、見やすいものを見つけてください!
![](https://www12.a8.net/0.gif?a8mat=3T8TXI+8OKLDE+22BU+ZQFQ9)
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