算数ババ抜き~足して10になる組み合わせ~ 見落としまくりの生徒たち

フリースクール

初等部の授業

今日の初等部は、ババ抜きです。

みんなトランプ大好きなので、
「トランプやるよ~」
と言っただけでテンション上げてくれます。

まぁ、鉛筆を持ってノートやプリントに計算する勉強よりは断然こっちですよ。

ババ抜きはみんなルールを知っているので、特に説明する必要もありません。
気がかりなことはただひとつ。
ルールを守ってやってくれるか...

小学生特有なのか、この生徒たちだからなのか分かりませんが、
勝負事になるとトラブル起きがちなんです。

手札を覗き見ただろ!
順番飛ばされた!
隣同士で相談して手札渡している人がいる!
早くあがった人にバカにされた!

この少人数&この短時間でこんなにもトラブル起こすなんて
もうすごいです( ;∀;)

今日は何も起きませんように。
と祈りながら授業が始まりました。

(ちなみに今回はトラブルなしでした!奇跡!)

ババ抜きは通常同じ数字のペアを探しますが、
今回は算数ババ抜きなので、
足して10になるペアで手札を出せます。

10のカードは10と10で出せます。

11~13のカードは、事前に抜いています。

簡単なルールですが、
「足して10になる組み合わせ」
って案外見落としがちなんです。

生徒の手札を見ていると、
組み合わせがそろっているのに気付かないでゲームがスタートしています。
途中でカードがそろっても、気付かないことがあります。

なかには組み合わせを間違えて出してしまう生徒もいて、
ゲームの終盤になって残りのカードが合わないことも。

4と6、3と7、2と8
これが間違いの多い組み合わせですね~

足して10になる組み合わせは、計算力UPに必要不可欠な力だと思っています。
これを知っているだけで瞬間的に反応できるし、
時短にもなるし、ミスも減ります。

計算練習のストレスも減るはずです。

初等部の生徒には指で数える生徒が数名いますので、
身につけてもらうためのひとつの方法としてトランプをしています。

新たな発見!

ゲームの途中、ある生徒が、トランプ3枚を前に出しました。

おーい待て待て~!!

と思いましたが、その数字を見ると、3つ足して10になっています。

なるほどですね、驚きました。
確かに、10になる組み合わせです。

これは素晴らしい発見です!!!

今回は2枚の組み合わせとしてゲームをしていますので、
途中で3枚の組み合わせが入ると残りのカードがバラバラになってしまいます。
ルール変更すると他の生徒が混乱するため、
素晴らしい発見をした生徒にはそのことを話し、
理解してもらいました。

そして、
めっちゃすごい発見だから次はそのルールも入れてやってみよう!
と約束をしました。

私の頭は
「ババ抜き=2枚で出せる」
というルールで凝り固まっていました…
3枚でも10は作れますし、
それに気付けた生徒はよく数字を見ているなーと思います。

今回は、生徒にとって、というより、
私にとって学びのある授業になりました(^-^;

あの3枚を見た瞬間、久しぶりの衝撃でした。

いやぁー
今日もありがとうございました!

コメント

Verified by MonsterInsights
タイトルとURLをコピーしました